2007年1月31日 (水)

坂の上の雲について

私の愛読書は、司馬遼太郎氏の「坂の上の雲」ですね~。この物語は、司馬遼太郎氏のファンなら誰もが知っていると思いますが、明治時代の松山藩出身の正岡子規、日清日露戦争での日本陸軍の騎兵の生みの親秋山好古、日本海海戦の先任参謀の秋山真之兄弟の3名を主人公にした小説で、当時、明治維新後の貧しくて小さい国日本が、当時の世界の大国ロシアの野望を打ち砕き、日露戦争で勝利するまでを描いています。

当時の日本には、まともな軍隊もなく、世界からは蔑まれながらも、国民一丸となって、国を護り抜きました。この日露戦争の勝利が、陸軍の驕りを生み、満州事変、日中戦争、そして太平洋戦争に進んでいってしまうのですが、明治の時代の陸軍には、昭和のような驕りは見られなかったですね。あの児玉源太郎でさえ、ロシアに勝てる可能性は最大限努力しても50%を僅かに超えるくらいと思っていましたし、このような考えの人が、総参謀長ですから、驕り、慢心など生まれるはずはないですよね。この頃の日本には、ロシアの南下政策から、日本を守り抜くという強い信念がありました。昭和の時代になると、自分の国の利益を護ることに変わり、妥協を考えなくなりました。時代の流れは、恐ろしいものですね。。。

海底軍艦
ユーメックス

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年1月17日 (水)

硫黄島だけでない悲劇

映画「硫黄島からの手紙」で、太平洋戦争での硫黄島の激戦、玉砕が、一般に知られるようになりましたが、第二次世界大戦、いわゆる太平洋戦争では、硫黄島以外にも多くの玉砕した島、地域がありますよね。硫黄島だけではないところで、もっと多くの悲劇があったことも決して、忘れてはならないですよね。硫黄島では、アメリカ軍が日本軍以上の死傷者を出したことから、アメリカからは特に注目されて作られた映画だと私は思います。栗林忠道中将は、確かに立派な指揮官であったことはその通りだとは思いますが、彼にも勝るとも劣らない指揮官もいたでしょうし、指揮官の指導力不足から、悲劇を拡大した戦場もあったでしょう。

その代表的がインパール作戦だとは思いますが、その作戦の裏で中国蒋介石から逆感状をもらうほど勇戦し、10倍以上の敵に対し、最後まで戦い玉砕した、拉孟守備隊の悲劇など一般的にはほとんど知られていません。

戦争は決してよくありません。しかし、当時の日本の人々が、どのような思いで戦い、散っていったかを日本の映画として日本人に製作してほしいものですね。

PS 先程の拉孟守備隊の話は、「菊と龍」相良俊輔氏の本に詳しく書いてありました。菊と、龍は共に師団の名前です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)